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なぜ「歌うようにギターを弾けるようになりたい」のか
なぜ「歌うようにギターを弾けるようになりたい」のか考えてみたのですが、改めて考えてみると、よくわかりません。
すごいと言われたい?
誰かに聞かせたい?
多少はあるかもしれませんが、大部分を占める理由ではなさそうです。
そもそも、「好き」や「なりたい」に理由はあるのでしょうか?
必ずしも理由があるとは限らないと思います。
でも好き、そうなりたい、心が体が自然と動く、夢中になる。
強いて言えば、「歌うようにギターを弾けるようになりたい」の向こうには、「音で会話したい」という欲求があるような気がします。
「好き」「なりたい」がどんな事か、はわかる
「好き」「なりたい」の理由はわからなくても、どんな事か、はわかります。
好きな人のことも、なぜ好きなのかはわからなくても、その人のどんなところが好きなのかはわかります。
「好き」「なりたい」を研究し、まとめ、再構築することで、辿り着きたい場所へ行けるような気がします。
ツイッターのタイムラインで、イラストレーターの熊谷ユカさんのイラスト独学方法が流れてきて、これは音楽にも通ずる内容だと非常に参考になりました。
試しに、自分の好きな音楽の好きなパーツを研究してみました。
好きな音楽の「リズム」に着目すると、ジャンル問わず、シャッフルやシンコペーションが好きな事がわかりました。
ロックでもポップスでも、電子音楽でも、何かしら跳ねたリズムやシンコペーションが出てくる箇所が好きだったのです。
つまり、ブルース、ジャズにどハマりした理由がわかりました。
ブルース、ジャズ以外のジャンルにも、ブルースやジャズの要素を無意識に求めていたんですね。
こうやって振り返ってみると、ギターを練習する事で未知の「好き」を自分で創造できるようになる。
その事自体がワクワクするし、出てきた結果は自分の「好き」で満たされているはずです。
音楽理論は苦手、感覚で弾けるようになりたい
ジャズが好きで、弾けるようになりたかったので、これまで音楽理論も勉強してきました。
でも、これまで音楽理論がいまいち腑に落ちなかったのです。
「このコードでは、このスケールが使える」「このフレーズは〇コードのXと△の度数のノートを使っていて、◇はパッシングノートで、▼はテンションです」みたいな説明を聞き、好きなアーティストのソロをそのように分析するのが上達への近道、みたいな話。
言っている事はわかるのですが、納得はしていませんでした。面倒だし、難しいし。
そんな事考えながらギター弾くの?歌うの? そんな事自分にはできない、と。
それで、相対音感トレーニングを通して、自分の脳と手とギターをリンクさせようと試みてきたのですが、ここに来てようやく音楽理論の使い方がわかってきました。
イラストレーターの熊谷さんに感謝です。
音楽理論はわかっていましたが、それをどう使うか、をイラストレーターさんから学びました。
もちろん、過去数十年、様々な教則本、先生に同じ事を言われて来たのですが、熊谷さんのイラスト独学方法・図解を読むまで、まったく理解できず、敬遠してきてたのです。この数十年をやり直したい。。
まずは好きなパーツを集めて、分析して、共通項を知る、分類する作業。そこから自分のスタイルやオリジナリティが生まれる。
即興でアレンジをするジャズを弾くのは、プレイヤーでありクリエイターなので、この一連の作業はとっても重要だという事が腑に落ちました。
この一連の作業、最初は超ゆっくり、じっくり時間をかけないと出来ないのでしょうけど、時間を重ね、慣れれば一瞬で出来るようになり、アドリブでガンガン弾けるようになるのだと思っています。
死ぬまでに気付けて良かった~ 本当に感謝です。
まとめ
やりたい事をしているとき、生きている喜びを感じます。
命を輝かせること。
ペースは人それぞれですが、結局、納得しないとできない。
自分は学校と仕事と家庭の忙しさを理由にギター・音楽を遠ざけてきたけれど、この年になって、人生には限りがあることを身を持って感じられるようになって、また再挑戦開始しました。
1日15分の練習だけでも、1ミリでも前に進むことを楽しんでいます。
毎日少しずつ継続する事で、記憶が定着し、手指も慣れてきました。
まだまだよちよち歩きの状態ですが、いずれ走ったり、跳んだり、自転車に乗ったり、車を運転するように、色んな音楽をギターで奏でられるようになれそうな気がします。
毎日少しでもギターに触れる事が重要だと感じています。
そうする事で、音楽・ギターに対する関心・アンテナが継続的になり、関連する情報も入ってきやすくなります。
なぜ自分はギターを弾くのか、探求を続けていきます。