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歌うようにギターを弾く、二つの意味
歌うようにギターを弾く、には二つの意味があります。
一つは、歌う時と同じように、「音程」を瞬時にギターで弾くこと。
もう一つは、自分の声のように、「表現」をギターで出すこと。
音程
人間の耳と声帯は優れたもので、大抵のメロディは聞けばすぐ真似て口ずさめるものです。
多少、音やリズムがずれる事はありますが、すごい能力だと思います。
一方、ギターに限らず、楽器では聞こえたメロディを瞬時に弾くことは、練習が要ります。
ギターであれば、6弦と指板の多数の組み合わせから、どのポジションが聞こえたメロディと同じ音程を出せるか、知らないと弾けません。
幸い、ギターは移調が簡単ですので、一度手指が弦・指板上の音程を覚えれば、どんなメロディでも瞬時に、直感的弾けるような気がするのです。
それで最近、相対音感トレーニングを始めました。
思ったような練習アプリが見つからなかったので、YouTubeにトレーニング用の音源を自給自足しています。
プレイリストに各音程をまとめて、シャッフル・リピート再生し、ランダムの音程クイズが流せるしくみです。
音程を聞いて、ギターで聞こえたように弾く練習です。
始点となるドは固定してあるので、二音目との音程を耳と指で覚えていきます。
1弦から6弦まで使い、垂直に覚えるのと、一つの弦でフレットを上り下りし、水平方向の感覚を身につけるのと、両方練習しています。
最初は指板や音名を見ながら、確認しながら取り組みます。
慣れてくれば、なるべく指板や音名の事を考えずに、直感的に耳と手で音程を探り、弾きます。
以下、練習風景・チュートリアル動画です。
表現
もう一つは、自分の声のようにギターで表現する事です。
歌だと、テクニックの差はあれ、なんとなく哀しげに歌ったり、力強く歌ったりして、自然に直感的に表現できます。
ギターで表現を付けるには、ピッキング強弱以外にもスライドやベンド、ハンマリング・プリングオフ、ハーモニクス(裏声?)、音色、トーン、エフェクト等、工夫が要ります。
どんな弾き方をすれば、頭の中にある「歌」のイメージが再現できるか、各テクニックを学び・使いこなす必要があります。
エレキギターでの表現の付け方について、かずきさんが弾き、解説する残響散歌が大変勉強になりますので、観てみてください。
まとめ
音程と表現、両方共、まるで歌うようにギターを弾けるようになりたいです。
何故そうなりたいのか、は良くわかりません。
今までたくさん音楽を聴いて、楽しんできました。
これまで聴いてきたメロディや表現を、自分なりに吸収して、自分なりに言いかえたり、表現したい欲求でしょうか。
音楽は、言葉では表現しきれない事を直感的に伝える何かがあると感じています。
そして、時には言葉よりも強く深層心理に響き、印象・記憶に残る場合があります。
あと、日本の住環境では、音を自由に出せない不自由さがあります。
歌・声は消音できませんが、エレキギターとヘッドホンなら夜中でも思いっきり感情を込めて
”歌え”ます。